今の若さを保ちたい、もっと若くありたいと思うのは人間のわがままでしょうか?
そんな皆さんがもっとも手軽にエイジングケアをする方法として、NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)が注目されています。
人は加齢とともに体内の遺伝子の機能が衰えてきます。
「長寿遺伝子」や「若返り遺伝子」と言われるサーチュイン遺伝子も例外ではありません。
機能が衰えるということは、免疫機能の低下などから様々な健康障害につながりかねないということになります。
女性が気になるお肌のシワやたるみは、加齢による女性ホルモンの減少が原因と言われています。
女性ホルモンには卵巣から分泌される、女性らしさをつくるエストロゲン(卵胞ホルモン)と女性の身体を守るプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つがあります。
このエストロゲン(卵胞ホルモン)は肌の水分量やコラーゲンを増やす働きがあり、美肌作りには特に重要な存在です。
しかし、エストロゲン(卵胞ホルモン)は20代半ばから徐々に減少して、やがて「シミ」「しわ」「たるみ」「毛穴の広がり」につながっていきます。
女性ホルモンの減少による症状と対策
エストロゲン(卵胞ホルモン)は女性の美しさと健康を守るための様々な働きがあり、女性の身体と心を健康な状態に保っています。
しかし、30代後半から卵巣の機能が低下しはじめエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が減っていきます。
さらに更年期に入るとホルモンのバランスや自律神経のバランスが乱れててしまい、身体的な不調や肌トラブルが生じやすくなります。
女性ホルモンは増やせる?
女性ホルモンの分泌量は年齢とともに減少を続けるのみです。
そのため女性ホルモンを増やすのではなく、「コントロールする」「補う」ということで様々な対策は可能になります。
女性ホルモンを補うという観点で女性ホルモンに似た働きをする成分を摂取するといった方法がありますが、日々の生活の中では女性ホルモンをコントロールすることが手軽に続けられる選択肢となります。
① バランスの良い食事
バランスの悪い食生活は女性ホルモンに良くありません。
肉、魚、大豆タンパク質、野菜、炭水化物、少量で良質な油などをバランス良く摂ると良いでしょう。
食物繊維などを多めに摂取して腸内環境を整えることも大切です。
食事としては和食中心の生活がおすすめです。
② 良質な睡眠
睡眠不足になると自律神経のバランスが崩れて女性ホルモンに悪い影響を与えます。
最低でも7時間以上の睡眠時間を確保して、睡眠の2時間前から食事をしない、寝る直前の熱い入浴は控える、寝る直前のスマホやタブレットを控えて睡眠の質を上げることを心がけることが大切です。
③ 身体を積極的に動かす
身体を動かすことで血行と代謝が良くなり女性ホルモンにも良い影響を与えます。
ランニングなどの有酸素運動、筋トレのような無酸素運動など、わざわざジムなどに通わなくても日々の暮らしの中で軽い運動をこまめに取り入れることでも十分です。
美容業界からも注目される NMN
「若返り遺伝子」と言われているサーチュイン遺伝子を活性化することができるNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)が注目を集めていますが、NMN は直接的に女性ホルモンを増やす効果は発見されていません。
しかし、米国での研究ではサーチュイン遺伝子の活性化が肌年齢を改善する効果があることが判明しています。
マウスにNMNを投与した実験では、マウスが若返る実験結果が得られています。
NMNを飲むだけでアンチエイジング効果が期待できるということは、高級な化粧品などに頼らなくても若さを維持できる可能性が十分にあるのではないでしょうか。
NMNは飲むだけでなく皮膚につけることもできます。
お肌のケアにNMNを配合した化粧水や化粧品などを使うことで、肌の老化を遅らせシワやたるみを予防できるのではないかと考えられており、日本でもNMN配合の化粧品がいくつか出始めています。
今後、高価なNMNが皆さんの手の届く価格帯になり、様々な用途で活用されていくことで健康と若さの維持を誰もが享受できる時代が来ることを期待しています。